ポート開放「ポートフォワーディング」できるVPNサービス一覧

今回はポートフォワーディングができるVPNサービスを紹介します。

前書き:この記事はVPNサービスの広告なんかではありません。しかし、海外のVPNレビューサイトなどでは手数料を取る形でサービスを紹介しているらしいです。それで、よく知られていないサービスもあります。

 

このポートフォワーディングを通してポート開放ができたらP2P利用や他の作業ができるようになります。特にVPNに接続されている状態でP2Pを利用することでプロバイダーからの制限を防ぎ、より安全かつ匿名でネット生活を楽しめます。

つまり、Torrent(トレント)だけでなく「eMule」(High IDとKadネットへの接続)とか「IRC」とか日本で作られたP2Pである「Perfect dark」「Share EX2」「Winny」などもプロバイダーから邪魔されずにVPNサーバーのIPアドレスに接続されているまま利用できるようになるということです。

 

ちなみにemuleではHigh IDとLow IDで分かれていて、Low IDとして接続されている場合、ダウンロードとアップロード速度は遅いし、一部のピアに接続できないデメリットがあります。High IDはそんな制限なく正常に利用できるものです。またKadネット(Kad network - Kademlia P2P)はemuleに含まれているもので、これもemuleと同じP2Pプロトコルの一つであり、emuleと連携してより多くのピアに接続できるようにするものです。

 

サービスによってはP2Pを規制・制限しているVPNサーバーも存在しているため、この点に注意してください。

 

AirVPN
最大20の静的ポート転送 + ダイナミックDNSを許可, ウェブサイトでポート転送を設定, ウェブサイトでポート転送を設定.
IPv6, Wireguard (ベータ版)

>このサービスは私が使ったことありますが、上記のP2Pソフトで正常に動作していることを確認しました。

 

TorGuard
10ポートまで転送可能、ウェブサイトで設定可能
IPv6なし、Wireguardあり

 

ProtonVPN
Windowsのみでポート転送が可能。セットアップが簡単で、すべてのサーバーロケーションで動作する。特定のポートを開くことはできませんが、代わりにトレントクライアントで割り当てられるランダムなポートをセッションごとに開きます。

 

PrivateVPN (.com)
利用可能、1ポート(自動、動的?)
IPv6またはWireguardなし

>このサービスは私が使ったことありますが、上記のP2Pソフトで正常に動作していることを確認しました。

 

ExpressVPN - ポートフォワーディング機能付きのベストVPN: ExpressVPNは、その高速性と並外れた機能性により、ポートフォワーディング機能付きのVPNとして最もお勧めできるVPNです。 さらに、高度なセキュリティ機能を提供しているため、ユーザーはプライバシーと匿名性を維持することができます。

 

Astrill VPN
許可 - アプリ経由で3ポートまで設定可能(スクリーンショットによる); 専用IPオプションあり:全て
IPv6なし。Wireguardあり。

 

Private Internet Access
"Network "で "Request Port Forwarding "にチェックを入れるだけで、簡単にポート転送を有効にすることができる。接続」でプロトコルとポートを選択する。

 

AzireVPN
OpenVPNのみ: パブリックIP"(動的)使用時は全ポートオープン
IPv6, Wireguard (pfなし)

 

BolehVPN
"はい、IPv4-Fully-Routed-Dedicated-SwitzerlandとLuxembourgサーバで利用可能です。"
UPnP経由でポートフォワード設定(?)
ユーザーによる否定的な報告
IPv6またはWireguardなし

 

CeloVPN
利用可能、指定サーバーのサポートチケットで2ポートまで利用可能
IPv6、ワイヤーガード

 

CryptoStorm
最大10ポートのポートフォワードが可能、接続後に設定(範囲:30000-65535)
IPv6なし、Wireguardあり

 

Ghost Path VPN
詳細なし
ポートフォワードはランダムなポートを割り当てる。
IPv6なし、Wireguardあり

 

LiquidVPN
あり、範囲不明
IPv6なし(2017年から稼働中)、Wireguardなし

 

Njalla VPN (旧「IPredator」)
専用のIPv4とIPv6、すべてのポートが利用可能
OpenVPNまたはWireguard

 

nVPN.net
動的ポートフォワーディング(12時間ごとに変更)、選択したサーバーの静的ポート
専用IPオプション
OpenVPN、Wireguard

 

OVPN.com
最大7ポートまで転送可能
ポートフォワーディングはウェブサイトで設定
IPv6、ワイヤーガード

 

oVPN.to
20ポートまで転送可能
ウェブサイトでポート転送を設定
IPv6、Wireguardなし

 

Perfect Privacy
最大3つのダイナミック(+API)と5つのスタティックが可能
ウェブサイトで設定されたポート転送
IPv6、ワイヤーガードなし

 

PRQ (.se)
すべてのポートが利用可能、専用の静的IPv4 + IPv6/64、OpenVPN

 

スイッチVPN (.net)
利用可能, 1ポート, (自動, 動的?)
IPv6、Wireguardなし

 

Trust.zone
一部の国で専用IP+ポートフォワーディングオプションでのみ利用可能: 5000-65535
IPv6なし

 

VPNSecure
専用IPオプションでのみ利用可能、詳細不明
IPv6、ワイヤーガードなし

 

WeVPN
互換性のあるサーバーで最大5つのランダムなポート転送が可能。利用方法
IPv6なし、Wireguardあり

 

Windscribe
OpenVPN/Wireguard/IKEv2で利用可能
ポート 通常プランでは動的、専用IPが有料の場合は静的
ユーザー説明 すべてのProユーザーは、エフェメラル(一時的)なポート転送が可能です。より永続的に必要な場合や複数のポートが必要な場合は、静的IPアドレスを購入する必要があります。
ウェブサイトで設定されているポート転送
少なくとも2019年以降はIPv6に対応しない。

 

出典:

https://greycoder.com/a-list-of-vpns-with-support-for-port-forwarding/

https://www.bleepingcomputer.com/vpn/guides/best-vpns-port-forwarding/

https://cybersynchs.com/best-vpn-port-forwarding/