MS Wordを使ってウィキの大括弧記号[]の中にある番号を消す方法

これはWiki系でよく見られる脚注を表す大括弧[ ]の中にある

複数の番号を一括に消す方法です。

この方法を使う目的は主にWikiの内容を機械翻訳を使って

翻訳する場合、この複数の脚注番号が正しく訳することを邪魔する

場合がしばしばあるからです。

Microsoft Wordのワイルドカード機能を利用して一括に削除しましょう。

以下の方法は番号0から999まで消すことを想定しています。

 

すべての数字に一致するように、番号999を含むパターンを作成しましょう。以下がそのパターンです:
1. 「検索と置換」で「ワイルドカードを使用する」を有効にします。
- Wordを開いて、検索と置換ダイアログボックスを開きます。これは通常、「Ctrl + H」キーを押すことで行えます。
2. 「検索する文字列」ボックスに次のワイルドカードパターンを入力します:

\[([0-9]{1,3})\]

このパターンは、[2]、[7]、[99]などの文字列内の1桁または3桁の数字に一致します。
3. 「置換後の文字列」ボックスには何も入力しません。
4. 「すべて置換」ボタンをクリックして、すべての一致を置換します。これにより、[2]、[7]、[99]などの文字列内の数字が削除されます。
5. "閉じる"をクリックしてダイアログボックスを閉じます。


このワイルドカードパターン \[([0-9]{1,3})\] は、1桁または2桁の数字に一致します。したがって、[2]、[7]、[99]など、範囲内の数字をすべて削除します。


動作原理

正規表現パターン `\[[0-9]{1,3}\]` の原理を説明します:

1. `\[` と `\]`:これらは通常の文字である `[` と `]` に一致します。ただし、正規表現内では `[` と `]` は特別な意味を持つメタ文字として解釈されるため、バックスラッシュ `\` を前に付けてエスケープしています。

2. `[0-9]`:これは、0から9までの任意の数字1桁に一致します。`[0-9]` は文字クラスと呼ばれ、指定された範囲内の任意の文字に一致します。

3. `{1,3}`:これは直前のパターン `[0-9]` が1回から3回繰り返すことを指定します。したがって、この部分は1桁から3桁の数字に一致します。

4. `()`:これはキャプチャグループを形成します。キャプチャグループを使用すると、正規表現内の特定の部分をキャプチャして取り出すことができます。この場合、キャプチャグループは `[` と `]` の間の1桁から3桁の数字を含みます。

したがって、正規表現パターン `\[[0-9]{1,3}\]` は、テキスト内の `[2]`、`[7]`、`[99]`、`[999]` など、1桁から3桁の数字を `[` と `]` で囲まれた形式で一致させ、キャプチャグループにその数字を取り出します。